3T磁気共鳴断層撮影装置

3T磁気共鳴断層撮影装置(MRI)

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特徴

科学技術創成研究院・バイオインタフェース研究ユニットは、豊かで快適な超高齢社会を実現する科学技術創成のため,国内外の異分野の研究者がグループで最先端医療・健康系研究開発を実施できる柔軟な組織体制を研究ユニットとして構築し,東工大が世界に誇る理工系ならではの医療・健康系研究拠点を形成している。

脳が発する情報が身体を動かす仕組みを研究し、脳波によって機械、装置などを動かす実用化技術を開発する。また、肝臓や腎臓などさまざまな臓器の状況を検知する技術を開発し、病気の早期発見や健康増進につなげていく。 脳も体内器官も、生体の外から非侵襲で検知するセンサーを用いて収集した生体信号に基づき装置の制御を行うバイオインタフェースを開発する。 高齢者や身体障がい者の支援のみならず、健常者の日常生活における健康維持のための機器開発など幅広い用途に活用していく。

所有している3T磁気共鳴断層撮影装置を多くの必要としているユーザーに効率良くかつ安全に利用できるように共用設備として利用の機会を提供する。

期待される効果と今後の取り組み

研究機器をより有効活用できるとともに、研究者にとっては測定評価の手段の選択肢が大きく広がることになり、実験研究の範囲を広げ、効率よくよりレベルの高い研究成果につなげる可能性が高まる。

また、この分野の機器・設備を持たない異分野の研究者がその研究成果やアイデアを研究展開させようという場合に、本共用システムを利用してもらうことは非常に有効と期待できる。同様に、新たに着任する若手研究者や、内外の共同研究などで本学での研究を新たに開始する研究者が、研究を早期に立ち上げることにも本共用システムは大きく貢献できる。このように、異分野融合の促進、研究者の人材育成の点からも期待が大きい。

機器設備を一体管理運営してゆくことで、スペースの利用効率を高め、維持管理を効率的に行うことでこれにかかるコスト低減の効果も期待できる。さらに、安全教育を全体で組織的に実施することで、より高い安全性の確保につながることも大変重要である。

以上のように、期待されるメリットは多くあるが、これを充分実現するためには一体管理運営の体制がきちんと整備されることが必要である。これは、設備共用推進体の取り組み開始とともに進めてきている所であるが、まだ改善の余地もあり、それらの一層の充実が今後の課題である。また、このような運営を今後も自立的に維持発展させて行くためにも、より多くのユーザーに利用して頂くことが重要で、そのために情報提供を充実させるとともにユーザーのメリットをより大きくできる取り組みを続けて行く。

利用規定・共用設備リスト

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