電子物性評価

電子物性評価は、電気電子物性に関連する評価装置・作製装置を集約化・共用化した工学院の施設で、共用設備の提供等により関連分野の研究を後押しします。

特徴

電子物性評価では、主に有機半導体や有機材料から作られる有機デバイスなどの電子物性に関する研究を行っている。
これらの研究の中で培ってきた電子物性の評価に関する知見や技術を活用できるように、電子物性評価共用設備として、電気電子物性に関連する評価装置・作製装置の共用利用を推進している。

共用する装置は大岡山・すずかけ台の設置場所にて利用可能となっている。

多くの装置でセルフ利用が可能なほか、依頼測定・工作のご相談を頂ける装置も揃えている。

期待される効果と今後の取り組み

研究機器をより有効活用できるとともに、研究者にとっては測定評価の手段の選択肢が大きく広がることになり、実験研究の範囲を広げ、効率よくよりレベルの高い研究成果につなげる可能性が高まる。

また、この分野の機器・設備を持たない異分野の研究者がその研究成果やアイデアを研究展開させようという場合に、本共用システムを利用してもらうことは非常に有効と期待できる。同様に、新たに着任する若手研究者や、内外の共同研究などで本学での研究を新たに開始する研究者が、研究を早期に立ち上げることにも本共用システムは大きく貢献できる。このように、異分野融合の促進、研究者の人材育成の点からも期待が大きい。

電子物性評価に特化した機器設備を一体管理運営してゆくことで、スペースの利用効率を高め、維持管理を効率的に行うことでこれにかかるコスト低減の効果も期待できる。さらに、安全教育を全体で組織的に実施することで、より高い安全性の確保につながることも大変重要である。

以上のように、期待されるメリットは多くあるが、これを充分実現するためには一体管理運営の体制がきちんと整備されることが必要である。今後、設備共用推進体の取り組みを開始する予定で、それらの一層の充実を推進していく。また、このような運営を今後も自立的に維持発展させて行くためにも、より多くのユーザーに利用して頂くことが重要で、そのために情報提供を充実させるとともにユーザーのメリットをより大きくできる取り組みを続けて行く。

共用設備利用について

研究室単位でご利用いただけます。既に研究室で利用されている場合は、申請は必要がありません。
研究室ではじめてご利用になる場合は、代表者の方から下記を推進体事務局へメールでお申し込みください。
いろいろな状況でご意向に沿いかねる場合はご利用いただけません。あらかじめご承知おきください。

推進体事務局:emc[at]spin.pe.titech.ac.jp ([at]を@に置き換えてください)

利用規定・共用設備リスト

運営組織

設備共用推進代表者等:間中孝彰

連絡代表者:髙村陽太

運営組織:電電物性グループ等

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