ライフサイエンス推進機器共同利用室

ライフサイエンス推進機器共同利用室、島津製作所精密機器分析室

特徴

生命理工学院は120人に及ぶ教員が約70の研究分野を構築し、ライフサイエンステクノロジーに関する理工学分野を理学や工学のみならず、薬学や医学、農学の観点から幅広く研究する学院として平成28年に誕生し、現在、小分子・高分子化合物の開発や、遺伝子から細胞、実験動植物を用いた最先端研究を幅広い分野で実施しています。多彩な先端研究を行うための基盤環境として組織内の大型装置の集約・共用化の要望が多く、所有する先端機器を選抜・集約して共用化し、平成29年に学内の誰もが利用できるライフサイエンス推進機器共同利用室として運用を開始しました。ライフサイエンス推進機器共同利用室はこれまで運用実績のあるバイオ研究基盤支援総合センターや技術部バイオ部門などを補完するために共用機器室として島津製作所精密機器分析室、細胞タンパク質解析室、超遠心機室、低温実験室、細胞イメージング室、水生動物実験室、生体分子解析室、微生物培養室を有し、また実験準備や技術交流、人材育成、学際研究・国際共同研究推進の場として、共用オフィスと汎用機器を備えた共用実験室を設けています。

島津製作所精密機器分析室は生命理工学院の創設を機に寄付提供された先端機器(質量分析装置など)と学院保有の同社製機器を設置した共同利用分析室です。企業の有する設備やノウハウ等を活用し、東京工業大学における研究の高度化を図るアンテナショップとして、利用者説明会やワークショップなどのイベントも企画され、全国的にもユニークな試みとして注目されています。

期待される効果と今後の取り組み

島津製作所精密機器分析室には質量分析装置を始め、DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置、分光蛍光光度計、フーリエ変換赤外分光光度計、ガスクロマトグラフ、などの最新の精密分析装置が設置されています。また機器の使用説明会や機器ワークショップなどが東京工業大学と島津製作所の共催により開催され、技術や人の交流の場として、また人材育成や研究推進の場として、運用が始まりました。細胞タンパク質解析室には表面プラズモン共鳴分子間相互作用解析装置、円二色性分散計、マルチラベルプレートリーダー、Real-time PCR 装置などが設置され、細胞やタンパク質の様々な分析を行うことができます。また隣接する超遠心機室にはベックマン・コールター社製の分離用超遠心機2台とローター7種の他、同社製の分析用超遠心機、卓上微量超遠心機を集約しました。同じフロアの低温実験室、共用実験室では、オープンなスペースで分析に用いる試料を調製することができます。

共用実験室には、ドラフト、安全キャビネット、フリーザー、ショーケース、滅菌機、超純水装置、各種インキュベーター、PCR装置、ゲル撮影装置など数多くの汎用機器が設置されています。共用実験室と共用オフィスには誰もが自由に使用できるオープンなスペースの他、学内外の方や短期滞在の方が月単位でレンタルして使用することができる実験台や事務机も設置されます。オフィスの一角には技術支援員が常駐し、機器の保守、予約システム・使用記録・マニュアルの管理、イベント開催等を行います。

ライフサイエンス推進機器共同利用室は個々の研究者に新たな研究の選択肢を提供し、また様々な背景の研究者、技術者、学生が集まる場として、融合・学際研究推進の核となる効果を生むことを期待しています。スタートアップ教員の研究支援への活用や、個々の研究室の設備購入・維持管理コストの低減にも繋がります。また共用オフィスと共用実験室を利用した短期招聘も可能となりますので、様々な形で研究や人材育成の活性化に寄与することを期待しています。

関連リンク

ページの先頭へ